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1-2 パーキンソン病について

■パーキンソン病はなぜ起こるか?
大脳皮質からの指令が筋肉に伝わることによって動いています。この大脳皮質の指令を調節し、体の動きをスムーズにしているのがドパミンです。
パーキンソン病は、中脳の黒質にあるドパミン神経細胞がこわれて、作られるドパミンが減ることによって発症します。 
高齢になるほどパーキンソン病を発症する割合が増えますが40歳以下で発症することもあり若年性パーキンソン病と呼んでいます。患者さんの数は10万人に100人~150人くらいですが、60歳以上では10万人に約1,000人と多くなっています
■施術内容
 先ずは無料体験でお伺いして問診:「服薬や治療について」「1日の運動量について」「疼痛の部位」、実際にマサージやストレッチによる筋委縮の改善・疼痛緩和の施術を行います。
 ※パーキンソン病の施術において気を付けることはドーゼオーバーはリスクになりますので、運動量、刺激量の調整が大事になります。
■料金について
 特定疾患(指定難病)の受給者証をお持ちの方はマッサージ料金が自己負担分が助成(返金)されます(詳しくはご説明させて頂きます)



➀ふるえ(振戦)
じっとしているときにふるえが止まらなくなり(安静時振戦)、動作時にふるえが消えるというのが特徴的な症状です。
初期は体の左右どちらかにふるえがでますが2~3年後には反対側にもふるえの症状があらわれます。
親指と人差し指をすり合わせて薬を丸めるような「丸薬丸め運動」や踵で床を細かく打つような動き「タッピング様振戦」が見られます。

➁筋固縮
筋肉の緊張が進むことで、筋肉の収縮と弛緩のバランスがくずれ、関節のこわばりや脱力感の症状がみられるようになります。「鉛管現象」といって、患者の手足を動かそうとすると抵抗感を感じたり「歯車現象」といってガクガクと歯車のように引っかかるような抵抗が断続的に見らえたりします。
このようなパーキンソン病による体全体の筋肉の硬直を「筋固縮」といいます。

➂無動
動作が遅く、動きが少なくなり、何をするにも時間がかかるようになるのが特徴です。
顔の筋肉がこわばりはじめると「仮面様顔貌(かめんようがんぼう)」とよばれる無表情で一点だけを見つめるような顔つきになります。ほかにも字を書くとだんだん文字が小さくなっていく「小字症」が見られたり、声が小さくなるといった症状が見られます。

➃姿勢反射障害・歩行障害
立つ、歩くときにバランスがとりにくくなり、体が傾いたときに体勢をととのえにくくなります。転びやすくなるため、見守ることが必要となります。歩行時は前傾姿勢で、歩幅が小刻みとなます。手の振りが乏しくなり、一度歩き出すとどんどん早くなる「加速歩行」という歩き方になるのも特徴です。

2020年08月18日